12月24日
世間がクリスマスイヴで幸せな空気に包まれている中で、クリぼっちのきうま少年は真冬の寒空のなか思った。
「ショートケーキが食べたい。もちろん、ホールサイズでな」
そんなぼっちきうま少年の元に、労働と言う名のサンタから贈り物が届いた。
「OSMO POCKET」なるDJI社から新発売となった小型カメラである。
このOSMO POCKETは手のひらサイズに関わらず、ジンバル一体型で写真撮影はもとより動画は4K60Pで撮影可能だ。
発売前に予約していたものの、人気過ぎて発売から手元に届くまで5日ほどかかった。
もっと気軽に4K動画撮影がしたい。
正しくポケットサイズでいつでもどこでも持ち出し易く、ボタンひとつで撮影が始められる。
しかし、動画編集において、シーンのカット割りが絶望的に苦手で、どこをどこまで切ってどう繋げたら良いやらサッパリよくわからない。
これは、その辺りをこの合宿「OSMO POCKET CAMP」もとい「押忍キャン」で鍛えていこうと言う物語である。
その日に撮影した動画をその日に編集してYouTubeへアップロード。
そう言った特訓をこの年末の連休に集中して行うことで、来年には一人前のカットマンになれることだろう。
因みに、この物語にはゆるふわな可愛い少女達もテントも出てこない。
出てくるのはクリぼっちでゆるゆるなおっさんだ。
初陣
この港の歴史について。
その昔、きうま少年が釣りをしていて50センチ級の青物が掛かったが見事にバラしたことで有名であると言うこと。
ここでは釣り人がちらほらいる。
みんなきうま少年と同じ年頃のあどけないよぼよぼの少年達ばかりだ。
気を付けないといけないのは、OSMO POCKETに同封されている他デバイスとの接続アダプタは「USB-C」と「ライトニング」のみに対応していること。
そして、microSDカードは同封されていないので新たに用意しないといけない。手持ちの使っていないmicroSDカードをOSMO POCKETに挿入したが、カードのデータ書き込み速度が遅いのか何なのかフォーマット出来なかった。
OSMO POCKETの機能には180度パノラマ撮影と静止画を周囲3×3枚撮影し専用アプリ内でその9枚を合成する3×3パノラマ撮影機能がある。
OSMO POCKETの画角は80度なので、35mmフォーマット用カメラレンズで換算すると大体焦点距離は24mmから28mmの間くらいに相当するだろうか、この3×3パノラマ撮影ならば、画角がえーっと…そのお…。
通常より広くなるのだ。
ジンバル制御ならではの機能と言える。
しかし、何と言うか、かなり歪曲するのだが、これはこれで面白いと言うことにしておく。
そして動画編集なのだが
4K60Pを扱うにはきうま少年のPCがスペック不足なのか、再生がカクついて編集とかカット割りとか以前の問題がある。
そう、初日からつまづいてしまったのである。
きうま少年の明日はどうなる。