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【NOKTON 17.5mm F0.95】f値(絞り)による変化 後編

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前回「NOKTON 17.5mm F0.95」の絞りによる変化を検証し、解像度がどんなもんかを他のレンズと比較しました。


今回は、その検証と比較結果に対する個人的な感想を述べたいと思います。

前置きとして、あくまで前回の結果に基づく中での話しです。
今後使用していく内に考えが変わると言うことは大いに有り得ます。


ソフトフォーカスはおまけではない

絞り開放からf2まで徐々に淡さが減っていき、f2.5で淡さが失われます。

仮にf1.8で淡さが失われるのであればおまけとしてのソフトフォーカスと言えるでしょうが、f2まで残しているところを見ると、結構ガチなレンズだなあと思いました。

ソフトフォーカスが失われたからといって、他の単焦点レンズよりも解像度が高くなるかと言えばそうでもなさそうですね。
「summilux 25mm f1.4」とf2で比べてみましたが、この時点での差は見られず、その後の絞りによる伸びしろを想像してみても差が明白になるほどでもないかなあと思います。


クセになる

何かこう、捕らえ所のないと言うか、美味しいんだか不味いんだかよくわからん為にですね、何回もカメラを構えて写りを見てしまうわけです。

あぁ、霞んだ中でも解像されてるなあ・・・いや、そうでもないか・・・。
やっぱり解像されてるか・・・。
おや??

この繰り返しによって益々どつぼに嵌まり、写りを頻繁に確認したくなるんです。
たぶんこのまま行くと、僕はこのレンズをE-M1から取り外せない体になります。
ドラクエとかでよくあるやつですね。


表現力

ソフトフォーカスもそうですが、被写体にかなり寄れます。(最短撮影距離0.15m)
最大撮影倍率も0.25倍で35mm換算だと0.5倍相当ですので実質ハーフマクロです。
そして極めつけに開放f値がf0.95となっています。

表現力の豊さでは、もしかすると一眼レンズのなかでもトップクラスなんじゃないですか?


15mm-17.5mm単焦点レンズで迷っているm4/3ユーザーさんへ

ここまでご覧頂ければ理解して下さっていると思いますが、このレンズは万人向けと言うわけではなさそうです。
絞り開放からピントがクリアな写りを好まれる方はオリンパスかパナソニックを選んで後悔はないと思います。

実際に、僕は今でも「summilux 15mm F1.7」が欲しいと思うくらい純正レンズとこのレンズの方向性には明らかな違いがあります。


じゃあ、このレンズを選んだのは失敗だった?

そんなわけないじゃないですか(笑)
僕にとっては大成功でしたよ。

今でも「summilux 15mm f1.7」が欲しいくせにって?

欲しいです!

でもね・・・


悲しいけど、甘いものは別腹なのよね!


僕ねえ、スウィーツ大好物なんです。(笑)



ご観覧ありがとうございました。
ほんならまただわ!



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