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【SONY RX100M4】小さな巨人

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SONY Cyber-shot DSC-RX100M4

今回は、4K動画を撮影するために初めて購入したコンデジ「SONY RX100M4」についての関連記事となります。

目次


簡単にスペックを書いておきます。


2015年7月発売
センサー:1インチセンサー(約2010万画素)
レンズ焦点距離:8.8-25.7mm(35mm換算24-70mm)
レンズ開放F値:F1.8-2.8

「RX100M4」を購入した理由

まず、4K動画撮影が出来ること、そして写真も綺麗に撮れそうだと言う点です。

「RX100M4」は、SONYさんのコンデジ部門「Cyber-shot」の「RXシリーズ」に属するコンパクトデジタルカメラです。

「RXシリーズ」は以下のように、大きく3つの区分けになっています。


「RX1系」
フルサイズセンサー + 単焦点レンズ搭載機

「RX10系」
1インチセンサー + 高倍率ズームレンズ搭載機

「RX100系」
1インチセンサー + 標準域ズームレンズ搭載コンパクト機

この中でも注目すべきなのは「RX10系」です。(えっ!?)

4K動画撮影の為に作られたような機種ですね。
2016年現在の最新機種ですと「RX10M3」が5月に発売されたばかりです。
もし、これから4K動画撮影をやってみたいのでありましたら検討してみる価値は十分ありそうです。
スペックとしては、焦点距離が8.8~220mmで35mm換算ですと24~600…


「おいおい!これは何に関する記事だったよ?RX10の話しだったか?違うだろ?」


話しを「RX100M4」にもどします。


ここからは、実際に使ってみた感想を述べていきます。


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ポケットに入るサイズ

このスーパーコンパクトなボディは最大の売りと言って良いでしょう。

でも、ズボンのポケットに入れるとなんだかかさばってしょうがないので上着のポケットに入れる方が良さそうです。

どこか出掛けるついでに持っていくのにも手軽で良いです。
友達と遊ぶ時でも一眼カメラなら

「お、お前そんなもん持ってきたの?」

と言われ「テヘペロ」をしなければならない状況になりますが、この「RX100M4」なら不自然に思われることもありません。
人込みの中でも、周りからはカジュアルな印象に見えるので一眼に比べ構えにくさがありません。

そして、この小さなボディの中に沢山の技術と機能が凝縮されているわけです。

だからズシリと重たい。


値段もズシリと重たい

こう考えてみて下さい。

これはコンデジではなく、広角端がf1.8から使える標準ズームレンズなんだと。
しかも電動式ズームだ。

おまけに4K動画撮影も出来る。いや、おまけと言うより醍醐味だけども。

ね?買いでしょ?

「・・・うーん、高いねぇ」

ちっ。



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ぴょんと飛び出すEVF
ファインダーは格納式で、スイッチを押すと出てきます。

小さいけどあった方が断然良いです。
そして、ファインダーに写る画像は勿論綺麗。


電子シャッター搭載
1/32000秒までの速さでシャッターが切れます。
晴天の逆光で白飛びする場面とかでも大丈夫です。


ボディ内NDフィルター搭載
これにもしびれた!

NDフィルターってレンズの先に取り付けるものだと思ってたらボディ側につけられるんかい!!
(※これはレンズ部先端にNDフィルターがあるのかもしれません 汗)

電子シャッターと組み合わせれば、もうわけわかんないレベルで白飛びしません。


ボディ内手ブレ補正
スタンダード(弱)、アクティブ(強)、インテリジェントアクティブ(光学+電子)の3段階。
4K動画撮影時はスタンダードのみ選択可能だけど、無いより断然良い!


ピクチャープロファイル機能搭載
僕には肝心要な機能です。SONYさん、いつもお世話になっております。
一部内容が間引かれていますが良しとします。



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26mm f2.8 1/2500sec iso200


正直、実力を見てちびった

写りは特に感動を覚えたりすることもなく、「α7II」と遜色なくいつもと同じ印象です。
ただ、これが1インチセンサーであることを踏まえて考えれば、この写りはフルサイズセンサーに匹敵する驚愕の性能であると言えます。

ならば「α7II」は不要になるかと言えば…そうではないです。


ボケを活かすにはひと工夫必要

マイクロフォーサーズよりも更に小さいセンサーですので、背景を大きくボカすには被写体にかなり寄って撮る必要があります。



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9mm f1.8 1/1250sec iso200



焦点距離が8.8~25.7mmなので、数メートル先のものを背景ボケを効かせてフォーカスするには効果が薄く地味になりがちです。

そういった意味でボケ量に対する物足りなさが否めないのは事実ですが、近距離で撮る分には満足出来るボケ量です。
僕個人の使い方としては、被写体にグッと寄って背景をボカすか、あるいはパンフォーカスにして風景を撮るなどの用途に絞られそうです。


レンズの拡張性がない

レンズ交換式ではないので当たり前のことですが、もっと遠くのものを大きく写せたらなぁとは思ってしまいます。(笑)

そうなってくると「RX10M3」なんかが良く見えたりしてですね…。
そうそう、交換式の1インチセンサーとしてなら、あながちNikonさんの「Nikon1」システムも侮れないですね。(レンズが恐ろしく高いイメージがありますが・・・)
発売が延期になっているコンデジの「DLシリーズ」なんかも良いですよねぇ。

また話しが脱線してしまった(汗)

要するに、「RX100M4」に限って言えばボケを効かせるには用途が限定されちゃうかなぁと思います。

限定されるとは言え撮ってて楽しいですし、それ以外ではフルサイズセンサーとも差がほとんどないです。
(※違いの分からない個人の感想です)

マイクロフォーサーズが鼻で笑われていたようにコンデジに対する偏見も同様にあるかと思います。
しかし、実際使ってみれば自分の食わず嫌いで視野に入れてこなかったことを後悔するレベルです。


いやぁ、まさかコンデジに答えがあっただなんてなぁ・・・。思いもよらないところでした。
一度は目に入っていたはずなんですが、その時に気にも止めなかったのは不覚だったなぁ・・・。


自分の納得いくものはどれだ!

前回、「PEN-F」をきっかけにマイクロフォーサーズの使用休止や、ピクチャープロファイル並みの色調整機能にこだわってしまって以来、カメラの選択肢がかなり狭くなって残念な気持ちでしたが、コンデジを知ることにつながり視野が広がる結果となったのは幸いでした。


兎に角探すことですね。
完全に一致とまではいかないまでも、限りなく近い答えはあるはずです。



ご観覧ありがとうございました。
ほんならまただわ!



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9mm f1.8 1/320sec iso200



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