Olympusさんより、「PEN-F」が発表されましたね
この「PEN-F」の登場は、続いて今年発表になるであろう「E-M1 Mark II」の性能を予測する上でも重要なイベントです。
フィルムカメラのPEN-Fがミラーレス機として復刻されることや、ミラーレスPENシリーズ初となるフラグシップとして既に注目を集めていますが、僕が注目しているのは、新たに搭載された「モノクロ/カラープロファイル」機能ただひとつです。
理由はE-M1を1年間使って感じた物足りなさ
E-M1を1年間使った感想をまとめてみます。
防塵防滴性能とボディ内手ブレ補正効果はデジタル一眼の中でトップクラス
この2点はE-Mシリーズ最大の強みだと思います。
画素数が約1600万あるので基本的に解像度は申し分ない
しかし、風景撮りだとやや物足りない面はあります。年々画素数が上がっていくのを気長に待ちましょう。
ノイズはISO感度を低くしていても多少出る
ISO感度がLowや200でもノイズリダクションを「標準」か「高」に設定しておく必要があります。だいたいそれで解消されます。
個人的にISO感度640ぐらいから輪郭や質感の乱れが目立ってくるように感じます。
ただ、絞り開放から周辺の解像度が高いので、フルサイズほど絞って暗くなることはないです。なので、ISO感度を高くする場面は少ないですね。
ボケはフルサイズに比べるとボケ難い
ですがちゃんとボケます。大きくボケれば良いわけではないですし、ボケ過ぎると煩わしい時もあります。
レンズ次第ではフルサイズ並みにボケますが、被写界深度深めの心地よい解像感がありますので、そこまで頑張ってぼかす必要性を感じないです。
E-M1自体は大きめだけどレンズを含めるとコンパクトなシステムになる
特に望遠レンズは、フルサイズ用レンズに比べて非常に軽量コンパクトなので重宝します。
あ、レンズの話しだからE-M1関係なかった・・・
センサーサイズの違いによる長所だったり短所であったりする部分だけを比較した場合、フルサイズセンサー搭載カメラと比べても選ばれるレベルであり、綺麗な写真を撮るには十分なカメラです。
しかし、僕が持っているα7IIと比べた時に、結局僕が持って行くのはα7IIである割合が高いのが現状です。
それはなぜか?
勿論センサーサイズが問題ではないです。
問題があるのは、撮った写真の画像処理が、カメラ側での設定では、かなり大雑把でしか調整できない所です。
α7IIには「ピクチャープロファイル」と言う機能があり、これがかなりこだわった画像処理ができるんですよ。
クリエイティブスタイルと言う他の機能もあるんですが、それよりも遥に細かく設定できます。
一方、「E-M1」は
「ピクチャーモード」では、色彩・コントラスト・シャープネスの調整範囲をそれぞれ、-2~+2の5段階でしか変更出来ないので、効果が出過ぎたり、足りなかったりと自分の納得いく調整には至らないです。
初心者にとっても、簡単で分かり易いようにしているのでしょうが、初心者はいつまでも初心者のままではないのですよ。
きうまはいつまでもきうまではないのですよ。
彼ら(僕も含め)がステップアップして行く過程で、その先を追求していくには物足りないですね。
「じゃあ、Raw現像ソフトで仕上げれば良いじゃないか?そのほうが楽しいよ」
その気持ちも分かりますよ。
「Raw現像やったことないのに?」
・・・・・・ん?何か言った?
しかし、僕はJPEG撮って出しがメインですし、カメラ側で画像処理をもっと細かく設定出来るようにするのは可能だと思います。
そこへ「モノクロ/カラープロファイル」機能の登場ですよ!
どこまで細かな調整が出来るものなのかまだわかりませんが、モノクロ/カラープロファイルの出来によっては、天下とるんじゃないか?ワンチャンあるぞこれ!といった可能性と期待があります。
何度調整しても違和感が解消されないEVFと背面液晶から見た画像の色味の誤差(泣)を減らして、 モノクロ/カラープロファイルで今まで以上にこだわった仕上がりを可能にする!
もし「PEN-F」がそんなカメラだったら、早ければ「PEN-F」で時代が変わるんじゃないか?
そしたらアレか?
「E-M1 MarkII」は、防塵防滴な上に4K搭載で・・・
うっほほーーーーい!!
って、そんなことになったら価格はおいくらになるだあぁぁぁ!
Olympusさーん!
4Kは非搭載でお願いします!
「こんな時代だから、確実に4K搭載してくるでしょ」
ちっ・・・
ともかく!
PEN-Fに注目です!
ご観覧ありがとうございました。
またね~!